2022年1月31日 月曜日
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多文化共生について
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2022年はオミクロン株の広がりと共に始まりました。
新型コロナウィルスと戦うようになり丸2年たちます。相模原市がホストタウンとして準備して来た東京オリンピック・パラリンピック競技大会も大きな影響を受けました。
本来でしたらカナダ、ブラジルチームの選手が訪れ、スポーツを通した異文化交流、相互理解を育む大きなチャンスでした。とても期待して指折り待っていたので残念でしたね。
オリ・パラでの国際交流は叶いませんでしたが、相模原市にはすでに多くの外国籍の方、外国にルーツを持つ方が学び、働き、暮らしています。
皆様の生活される地域にもいらっしゃるでしょうし、この記事をお読みの方がまさに外国の方であるかも知れません。
1994年、相模原市では本格的な国際化を迎える為に、外国人を含めた全ての人の人権尊重、また海外友好都市との交流の推進などを目的に「さがみはら国際プラン」を制定しました。
その後の政令指定都市への移行などもあり、外国人市民の増加・定住化により2010年に改定。多文化共生、国際交流・国際協力に参加できるまちづくりを推進してきました。
オリ・パラ目前の2019年には国の「入管法」が改正、日本の深刻な人手不足を補うべく日本での仕事を求め多くの外国人が来日、生活するようになりなりました。
そして2020年、第3次さがみはら国際プランを策定。
相模原市でも外国人市民がますます増加、私たちと生活を共にする仲間となっています。
初めてさがみはら国際プランが制定された2年後、2016年に1人のベトナム人の女性が技能実習生として相模原市にやって来ました。
貧しい家庭を支えるべく、日本での仕事を選んだ彼女の夢は「化粧品店を開く」こと。
日本で3年間の就業ののち、ベトナムへ帰国。再来日する予定を変更し渡英。その後命を落とされました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、このドキュメントのナレーションは五十嵐さんが担当しています。
この実在したベトナム人の女性が、相模原市で働き、生活し、夢を見ていたのだと思うと、とても胸が苦しくなります。
既に、日本人と共に相模原地域を支える外国人市民の方々にとっても、普通に暮らしやすく、夢を持って生きていける街であることは
相模原市が推進するSDGsの「誰一人取り残さない」理念の元、最重要課題となっています。
まずは身近なところから、「国際交流・国際協力」「多文化共生」に取り組み続けていけば
アフターコロナの社会にも「世界の国や人から選ばれる」開かれた「国際都市さがみはら」の未来が見えるかもしれません。
ライター:ぽりん
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相模原の中学校給食について…【続編】
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前回のメルマガでは、相模原市内の中学校給食の在り方やその現状についてお話ししました。
その後、中学校に通う生徒、保護者、先生たちに実施されたアンケートの集計結果が更新されたので下記URLにて是非ご覧になって頂ければと思います。
私が個人的に目を止めたものはアンケート結果の回答の中で、デリバリー給食は冷たいという意見が多数ある中、たまに温かい時もある。というもの。
??温かい時もある??それは裏を返せば衛生状態に問題は無いのか?お弁当は完全に冷えた状態で提供されているものだと思っていたので、この回答には疑問が残りました。
そしてもう一つ、「今の給食について、小学校の給食と比べてどう思いますか?」という質問です。これに対する回答の約80%が「小学校の方が良かった」というものでした。
この回答に全ての答えがあるように感じました。
私自身、小学校の給食の事はものすごく記憶にあります。温かく、美味しい.湯気の出る大きいおかずや、たまに出る揚げパンやナムル、そして洋風かきたま汁など。
大人になってもちゃんとその味と温もりを覚えています。
相模原市もアンケートや議会での議論を通じ、いよいよ本腰を入れ全員喫食の完全給食に向けて動き出しました。
ここに至るまでの積み重ね、市民の声を聞き、私たちの声を代表して訴え続けてくれた五十嵐議員の諦めない思いによって、より多くの子どもたちに温かく美味しい学校給食を提供できる日が近いと思うと、感謝と喜びを感じます。
ライター:かっちゃん
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ひとり親家庭支援のための
地方議員ネットワーク
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皆さんは、「何のために生きていますか?」と問われたら何と答えますか?
単純でカンタンなようで、考え込んでしまうような質問ですよね(;^_^
でも、私ならこう答えます。そして、誰もがそうであってほしいと願います。それは、
「幸せになるために生きています」と。
ですが、生まれた環境、歩んでいく人生において、誰もが幸せだわ!
と感じるにはとても難しい事でもありますよね。
コロナ禍の影響もあり、どんな人も生きるのが精いっぱいに感じてしまったこの数年、不安がさらに強くなってしまったご家庭も多いかと思います。
両親がいても困ることが多いというのに、ひとり親のご家庭にとっては、経済的なダメージだけでなく、心身ともに負担になり不安に思うのは当然のように感じます。
皆さんは、発起人である、たばた直子千葉市議会議員を筆頭に、相模原市からは五十嵐千代議員を含めた地方議員ネットワークがあるのをご存じですか?
ひとり親家庭として育児をしながらガンバってくださっている地方議員さんたちの12名のネットワークです。
このちよマガでは、10月の配信で、地方議員ネットワークが発足された記事を取り上げました。
そして、あれから約一月後、昨年11月にはリアルミーティングが開催されました。
リアルミーティングではそんな不安の改善策として、約一年半の活動を振り返りながら、
議会活動や女性議員としてひとり親として、議員の皆さんでネットワークが果たす新たな役割も確認されたようです。そして、これからの展開に反映していくと!
更にリアルミーティング後には、国会議員による「子どもの貧困対策推進議員連盟」に下記のような内容の要望書も提出されたました。
・現金の給付
・養育費の確保
・子どもへの心身への影響
・子どものオンライン学習の実現化
・高校生をもつご家庭の負担軽減
・幼いお子さんの預け先の問題
・住宅の確保
・次に子ども食堂の支援
・親の安定した就労
・児童扶養手当制度の改善
どの議題にしても、どんなご家庭にしても心配な案件ばかりのように思います。各議題、どうすることが最善になるかをの詳細を地方議員ネットワークの皆さんが文書にまとめてくださっています。
◎ひとり親家庭支援のための地方議員ネットワークのFacebookはこちら!
千代議員も設立構成議員としてこのような問題の改善取り組みを推進してくださっています。
私たちがこまったこまった!と言っても、その問題を直接、国会議員さんに打ち明ける場というのはなかなか無いですよね。まずは国が国民の意見を聞いてくれる場所を作ること。それを実施してくださっているのが、たばた議員筆頭に、千代議員たち12名の方なのですね。
どんな家族も、誰もが幸せになる権利を持っていると思います。
その一歩一歩を作り上げて行くには、相当な努力や取り組みが必要とは思いますが、「どうせ無理・しょうがない」などとは、あきらめない地方議員ネットワークの皆さんの、更なる活躍を応援したいと思います♪
ライター:カヨコ
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相模原市のDX推進について
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今回最後の記事は、一般質問のなかで取り上げられたデジタル・トランスフォーメーション(以下DX)についてのお話です。
ビジネス用語でもDXは浸透してきました。とはいっても、DXが何なのかはちょっと分かりにくかったりしますよね。
一般的には「デジタル技術による企業活動の変革」と言われたりします。
一般企業ではビッグデータを活用し、新たなサービスをお客様へ提供したり、業務効率を向上させるための手段としてDXを活用したり、わずかな期間のうちに様々な劇的変化が起こっています。
地方自治体でもDX活用事例が数多く出てきており、相模原市の取り組みも注目される中での一般質問となりました。
千代さんが質問された中で、特に印象に残ったのが、ユーザー(市民)目線に重きをおいたDX活用要望でした。
行政機関の中での業務変革だけでなく、行政サービスを利用する一般市民に対しても適切なインターフェイスを提供する必要があり、一般企業よりもDXを取り入れるのに少なからずハードルがあるのではないかと思います。質問に回答していた担当部局も今まさに試行錯誤をしているような印象を受けました。
パソコンでの処理などの定型業務はパソコン上でロボットを使用するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などでもできそうなものですが、人と人との心が通じてこその行政サービス。
相模原市でDXが取り入れられることにより、千代さんの質問にあった通り、行政業務の効率化、人材育成、そしてさらに市民へ寄り添った行政サービスの提供がどのくらいバランスよく実現できるのか引き続いて注目したいですね。
ライター:Qちゃん
★あとがき★
今回のメルマガで取り上げられた話題は、私が昨年12月定例会議で取り上げた問題と大きく関わるものですが、その一つとして外国人市民に関するいくつかの事柄があります。
現在、相模原市に在住している外国人は15,000人をこえています。そして出身地もアジア、南米、アフリカ、ヨーロッパなど、本当に多岐にわたりますが、こうした外国人のなかに、就学状況が不明となっている子どもたちがいました。そうした子どもたちの実態について、昨年6月に私が行った代表質問で、教育委員会は調査を行うと答えていましたので、その結果について確認したところ、ひとりの外国人児童が、市内の小学校に通うこととなった事実がわかりました。
実態調査をきっかけに、相模原市が強く取り組むSDGsの「誰一人取り残さない」という理念が実現されたのです。
不就学のままであったとしたら、成人した後には多くの困難に直面することが十分推測される一人の人生が、大きく変わったのかもしれないと思うと、議会で発言したことにあらためて胸を撫で下ろすと共に、外国人市民との多文化共生のありかたについて、引き続き幅広い視点で注意をはらっていくことが必要であると痛感しました。
また縁あって、朝日新聞デジタルの映像作品のナレーションを、2本続けて担当させていただきました。
ヘアードネーションのため長く髪を伸ばした日々を過ごした男児の話、そしてベトナムから相模原市内で技能実習生の日々を過ごした女性が、次に訪れることとなったイギリスへ向かう途中で命を落としてしまった話。
どちらも深く考えさせられるテーマでしたが、そうした貴重な作品に関われたことは、これからの私の人生においても、意義あるものとなりました。まだご覧になっていない方は、是非一度見ていただければと思います。
相模原の未来は、多様な人たちが共に創りあげていくものです。
市民はひとりひとりが、かけがえのないひとりひとりです。
私は引き続き、違いを力にかえるまちづくりの実現へ向け、頑張っていきます。
相模原市議会委員 五十嵐千代
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■お問合せ・なんでも相談室
Email: info@igarashichiyo.com
次回のメルマガは4月ごろを予定しております!
お楽しみに♪
五十嵐千代 サポーターズ
メルマガ部より
HP:https://igarashichiyo.com/
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